六本木で開催中の
村上隆さんの個展を見たのは去年。
今年は横浜美術館でも村上隆さんの展示がありますが
本も読んでみようかと
図書館にあったものからまずは
手にとってみました。
『想像力なき日本 ー アートの現場で蘇る「覚悟」と「継続」』
角川書店さんから出ている新書なのですが
このなかに、
五百羅漢図を作成している時のことも
ちらほらと書かれていて、
展示と合わせて見て読んだら、さらに楽しめる!と思いました。
村上隆さんの言葉には
それはそれは頑丈な芯が通っていて
読んでいてすごく気持ちがいいし、
エネルギーに溢れているなあって感じます。
狩野永徳を称えた言葉からとった村上隆さんのアーティスト集団による会社名、カイカイキキ。
「この会社を"現代の狩野派"といえる存在にしたかったから」
という名前の由来や、
「カイカイキキは、ぼくが死んだあとにも三百年残っていく集団にしたい」
という想い。
しっかりとした言葉で想いを断言していく村上隆さん。
村上隆さんにとっての成功とは
「歴史に残る作品を造りあげること」
この本のなかで
アーティストとは何か、
村上隆さんの考えが
ダイレクトに述べられています。
「"尋常ではないほどの執着力"を持ち、何があっても"やり通す覚悟"があるならば成功できます。それがなければ成功できるはずがないという図式は、はっきりとしています。そこに疑問を挟む余地などはなく、それがすべてなのです。」
アーティストにとって必要な事は「執着力」だと言う村上隆さんの言葉は
他の、アート以外のことを頑張る全ての人にも当てはまるかもしれないと感じました。
やめないこと
やり続けること
何があってもやり続ける強い信念はあるか?と自らに問うこと。
何が何でも、やる。
その気持ちだけが
あらゆる困難を乗り越えさせてくれる。
心頭滅却すれば火もまた涼し。
ではないけれど、
苦痛は苦痛として感じられてしまうかもしれないけれど、
心の奥の炎が燃え続けるならば、
苦労しようが、打ちのめされようが
やめない。
村上隆さんの横浜美術館の企画展も楽しみです。
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のぶちゃんさん
takaさん
コメントありがとうございます。
のぶちゃんさん
寒いからか、ロシア料理が一層美味しそうに感じられます!
takaさん
北海道、さすがに冬本番ですものね。
こっちでは雪がほとんど降らないので、物珍しくある反面、それはそれで、対応が大変です。
祖父母のいる秋田もたくさん雪が降っているみたいです。
まりさんの音楽の趣味ージャンルはなんですか?