『パンプルムース!』

江國香織さんの詩に

いわさきちひろさんの絵で

装丁は吉田篤弘さんと吉田浩美さんという

とんでもないゴールデンな本を見つけました。


いわさきちひろさんの絵が
江國香織さんの文字に本当にぴったりで

その絵の入る場所も
絶妙な位置に。

美しい

そして小さな部分に
こどもだった頃の何気ない日常を思い出します。

「よくきたわね」というタイトルの詩。
そういえば、うちの祖父母は
家に行くたびに必ず
「よくきたね、よくきたね」

と言っていた。
きっと私が大人になったいまでも
それは変わらないはず。

もう、おきまりのフレーズすぎて
意識することもなかったんだけれど
江國香織さんのこの詩で
小さい頃から繰り返し聞いてきた
「よくきたね」
を思い出しました。

「あめのひ」の詩では
「ひるまからでんきをつけるでしょ」のところで、瞬時に雨の日の朝に記憶が引きずり込まれたかんじ。

そう。いつもなら電気をつけないはずの時間に電気をつけなくちゃいけないときは、
だいたいが、外は、
雨とか
大雪とか
台風の日で窓も開けられないし、とか
そんなこととセットになっている。
なんとなく部屋の中がじめっとして
うつむきがちな空気がたちこめていたり、
はたまた、出かける用事がないことに安堵しながら、部屋の中の明るく安心な空気と外のギャップを強く感じたり。


「ひなたとひかげ」の詩は
感覚的にすごく共感できて
お気に入りの詩になりました。

「ひなたは ゆらゆら
ひかげは くっきり」


庭にできる、ひなたとひかげを
コーヒーでも飲みながら
ぼんやり眺めたくなります。


詩集は最近あまり読んでいなかったけれど

なんか、いいね

コメント

そうですね。たまに詩を読むと、忙しい日常から離れ、足を停めてみる
余裕が生まれる感じがします、、、私の場合は、まりさんと同様のことを
つい先日、相田みつをさんの詩から感じました。。。

まるみる 2015年10月10日

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