映画『ポプラの秋』

映画『ポプラの秋』初日舞台挨拶付き上映に行ってきました。

この作品、実は原作となった小説を昔読んだことがあって、好きな作品だったので
映像化されると聞いて、とっても楽しみにしていたんです。


手紙

が一つのキーとなる物語


しかもそれは
いま生きている人への手紙ではなく
もう亡くなってしまった人への手紙


文字を手で書くことって
何か不思議な力があるように感じます。

頭の中で考えていても
いまブログの記事を書いているようにデジタルで書いても
全く同じ文章を表出することになるのかもしれないけれど

手書きの文字には
物理的に、いろんな要素が絡み合ってくる。
書くための紙、書くための鉛筆やペン、
一文字書くのに、日本語、漢字なら、何筆も画数がかかる文字もあったり。


一文字一文字、書き手の心の中に刻み込まれながら、目の前に文字が書き上げられていく。



自分の文字で、ゆっくりと書くことで
何かが整理されたり、客観視できたり。


映画を観終わったあと

はたして私は
天国への手紙を書くことが出来るだろうか
と考えて


結局私は、これだけ時間が経ったのに
まだそんな強さも、冷静さも、
かといってそれに対しての大きな衝動的なエネルギーも、持ち合わせていないんだなと
気がつきました。


いつか、お父さんに手紙を書くことが出来る日が来るんだろうか。



それは私には来ないかもしれないけれど
それはそれでまた、私らしいことなのかもね。



銀座で映画を観たあとに
銀座の新しくなった伊東屋さんに行って
お母さんとお義父さんに写真集を送る時に添えるメッセージカードを見て買いました。
まずは、生きている大切な親族に
心をこめて書こうかな。


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