バジルしごと

いくつかの本に出てきた

梅しごと


という言葉。



梅の季節に梅酒を作る。

大きな瓶に
梅ひとつひとつを丁寧に仕込んでいく。





梅しごとは
やったことがないけれど

我が家は今年は

バジルしごと



お庭で摘んできたバジル

軽く洗って
乾かして

残った水分をキッチンペーパーで丁寧に取り除いていく。






静かな家で
一枚一枚、バジルを優しく包んでいくと

ああ、梅しごとが好きな人は
こんな気持ちなのかもしれないなと思う。


ひとつひとつ
収穫できたことに感謝して
優しく扱う手の動きが
気持ちの中も優しくしてくれる感覚。


買ってきたバジルからは
受け取れなかったかもしれない気持ち。

家族で草むしりして、小石を取り除き、
蚊にさされながら、
もう日も暮れ、見えなくなりそうな頃までかかって作った
小さなお庭の畑で、
やっと育ったバジル。


どんな料理に使おうか
あれやこれや考えるのも
また楽しい。




彼だけは







ご不満だったみたいだけれど。


緑!自分と同じ大きさのがいっぱい!
匂いもすごいする!!

と言っているのか
バジルしごとが終わるまで
頭を上へ下へとぶんぶん振り回しながら
キーキー言って大騒ぎ。




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