『影の縫製機』

湘南海散歩

好きな場所で暮らしながら
仕事も前よりももりもり頑張ろうって気持ちになるし
メリハリもあって
海もすぐ行けて
リフレッシュできて
本当にたまらなく、深呼吸を心地よく感じることがあるの。



で、

さてさて
肝心の
しまぶっく鎌倉出張所で出会った
『影の縫製機』(長崎出版)






ミヒャエル・エンデの詩集ですが

表題作の詩は、やはり
印象的で
ミシンの挿絵と女たちの挿絵も
両方とも大好き。
海辺に夜明け前に行って
ミシンの音が聞こえないかと
思わず耳をすませたくなります。


影、といえば

この詩を読んでいると

ピーターパンが影をなくして、
取り戻した影を縫い付けるシーンや、


昔読んだ、シャミッソーの『影をなくした男』の物語を思い出します。

『影をなくした男』は
お金に困り果てた1人の男が
自分の影と、お金が無限に出てくる袋を交換する話。

読む度に、違うところが心にひっかかる、
好きな作品の一つです。

影って
どこから来て
どこへ行くのか。

もしかしたら
海辺で毎日作られているのかもしれないし

誰かに売り買いされているのかな

最初からそこにあって
あることすら意識していなかったり、
勝手についてきているような気がしているけれどね。

見かけだけでは
わからないことは
たくさんある。


ところで
『影の縫製機』
のとなりにあった
萩原朔太郎の『猫町』も
うっかり欲しくなったけれど
ぐっとガマン。

1こだけの贅沢で満足して、
しばらく堪能します。



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