『ルオーとフォーヴの陶磁器』@パナソニック汐留ミュージアム

お仕事で近くまで行ったので
合間の時間に立ち寄りました。


パナソニック汐留ミュージアム

行くのは2回目です。
前回はキリコを観に。

今回は

『ルオーとフォーヴの陶磁器』展


パナソニック汐留ミュージアムは
所蔵するコレクションとして
ルオーにとても力を入れていれ有名。

今回はそんなパナソニック汐留ミュージアムだからこそ、という特別展。

正直なところ、
陶磁器系にはあまり明るくなくて

ちゃんと味わえるのか?わたし冷や汗
と不安でしたが
素敵な展示のおかげで
しっかりと楽しんで来ることができました。

今回の展示作品には
日本初公開のものだけではなく
世界初公開のものも。

前半は
今回の展示全体を通して関与している
中心人物
陶芸職人のアンドレ・メテ (Andre Metthey)
(正確なフランス語表記だとアンドレのレ、eの上に、チョンって例のアレが付きます(^^;;)

について。


メテが作った作品で
日本の影響も述べられいるものは
ほんと、あれ?日本の?!と思えるような作品も。

細かい下絵もたくさん展示されていたり、

カップ&ソーサーなどは
実際のテーブルに並べてオシャレに展示してあるところもあったり。


そして「フォーヴの陶磁器」のコーナーでは
アリスティド・マイヨール(Aristide Maillol)や、アンリ・マティス(Henri Matisse)らが
メテの陶磁器に絵付けをした作品がずらり。

それぞれの作家の絵画作品も横に並べられていたりして
陶磁器の絵付けと、絵画のギャップを強く感じたり、
マティスは絵画そのままの雰囲気があるなあ、なんて思ったり。

最後のコーナーはルオー。

ルオーの作品は
黒い太い線で輪郭をとられているようなものが特徴的ですが
これは彼が14歳の時に弟子入りしたところがステンドグラスの現場だったことの影響と言われているようです。

絵画作品でのルオーを見た時も
その画面にぶつけるエネルギーが
画面には収まりきらないほどなのだということを痛感させられることがあったのですが
陶磁器の絵付けもまた
人間の苦悩を、陶器の絵の中に閉じ込めているような
今にも表面が割れて中の絵のエネルギーが飛び出してくるような
力強さが溢れていました。

ルオーについてはほとんど知らなかったのですが
未完成の作品を、自らの手で焼却処分してしまうほどの
完璧主義というか、そんな一面も、持ち合わせていて、
それでいてパッションがすごいという。

ルオーについても、ちょっと詳しく知りたくなりました。




コメント

おおっ、私も、今度、行ってみようと思います。
また、美術館と言えば、まりさんの事務所に近い、根津美術館もいいですよ。

まるみる 2015年05月29日

不適切なコメントを通報する

最新ブログ

感謝の気持ち
目に見える変化と見えない変化
紙コップを考える
プラスチックフリーを意識した暮らし