アンセル・アダムズ写真集

アンセル・アダムズ写真集

アメリカ原風景





アメリカで出版された3年後に
日本の岩波書店から出版されたものです。


アダムズ本人は、この写真集の出版を強く願い、企画は進んでいたものの、残念ながら出版を目撃することなく亡くなっています。


14歳の時に、ヨセミテの手付かずの自然が出てくる本を読んだことから、すっかりその魅力にとりつかれ、
以来1年もかかさず、67年間もの間、ヨセミテに通い続けたアダムズ。

彼が手付かずの自然と、写真を通して向き合ったということ。
確かにその大自然が、その時、彼の目の前に広がっていたのだ、ということを、実感を持って感じられる写真集です。


いかにアダムズが、その場所に感動していたのか。

ここって、こんなに美しいんだ!

心が震えるような自然の美しさに感動した瞬間が伝わってくるようです。

写真だしモノクロなんだけれど
まるで映像をみているかのような感覚になります。
一枚一枚が、過去のその場所であるにもかかわらず、今に輝いて生き生きしているんです。

風が木々の葉をカサカサと揺らす音
雷や、風の冷たさ、香りまで感じられそう。

アダムズによって、これらの美しい自然は
写真の中でずっと、生き続けられている。
見る人に、伝える力。すごいことです。










コメント

アメリカの原風景とは、いかなるものなんでしょうか?
広大な風景でしょうか?

キララオー 2014年11月27日

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