ナナとリリの問答

知り合いとの問答が

なるほどなあと思って。


リリとナナの
2匹の猫の会話として
まとめてみました。





リリ「満月満月してもらって有難い、と思うA子ちゃんと、こんだけ満月満月してあげたんだ、と思っているB子ちゃん。これら二つの間にある事柄、事実、発生している現象は同じ一つのことなんだけれど、二つの間には決定的で大きな隔たりがある気がするのよね。」


ナナ「してあげている、のか、している、のかの違いってこと?」


リリ「してあげたって思っている人と、してもらったと思っている人の間に横たわる大河よ。そうね、つまりは、B子ちゃんが、してあげた、って思っているか、した、と思っているかだわね。」



ナナ「してあげたっていうのは、自己満足でそこから先には波及しない感じがするわよね。でも、してもらって有難いっていうのは、ありがとうから、お互いの気持ちが温かくなって、そこから無限の可能性が広がる気がするわ。」


リリ「なんか分かる。それに、してあげたって言ってる側は自分には全く落ち度が無い、悪いところは一つも無い、そして見返りを無意識に期待しているような印象もあるわね。」

ナナ「そうね。」


リリ「それに、してあげた、と言われた側は、その途端に弱者になるような気がする。権利を剥奪されるような。だから、してあげたっていうのは、ある意味では言葉の暴力なのかもしれないわね。」



ナナ「そうね、すごくそんな感じがする。」


リリ「また一つ大人になったかしら。」


ナナ「大人になったわ。」




猫犬猫犬猫犬猫犬

ということでほっとした顔


写真は
イメージです。


この写真の正しい状況説明的タイトルとしては

「あいつ、なにしてん?」

です冷や汗

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