『さようなら、私』

好きな作家さん

小川糸さんの小説

『さようなら、私』(幻冬舎)

3つの物語を1冊にまとめた文庫本。


3つの物語のどれもが
心の中にあるもやもやしたわだかまり、
はっきりとは見えないけれど確実に心を蝕み続ける傷、
自分でもなんとかしたいと心のどこかで思っているのに、どうすることもできないこと、

そんな、静かに心に蓋をして見なかったことにしてしまいたかったことに
ある時点で突然ライトが当たるような

切なく、苦しみを越える、その先の明るさ。


「また、心にかかっていたカーテンが、ちょっとだけ開いた。」


カーテン

ドア

シャッター



カーテン閉めとくのが大好きな私としては
なるほどって思えました。


閉めとくと
安心なんだけどね、とっても。







さーて
次はなに読もうかな



コメント

まりさんは本が本当にお好きなのだと思います。
なんだかえらそうですが、本好きに悪い人はいません。
人の世界や経験というのを、垣間のぞけるというのが、素敵だと思いますよね。
うーんと勉強になる本も好きですが、頭がほわっとする、気分転換になる本も読むと気持ちがいきいきしてきますね。図書館に行くと一冊はそういう本を探すようにしています。

Hippy 2014年05月28日

今回も、いい本に出会うことが出来て、よかったですね。☆

私は、先日、『ノボさん』と、『山桜記』を読み終えました。
どちらのお話も、とってもよかったです。。。
特に、『山桜記』の伊達騒動を基にしたお話が、とっても
感動しました。。。

まるみる 2014年05月26日

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