父と子の会話

前から読みたかった
『ペンギン・ハイウェイ』(角川書店)
森見登美彦さんの小説をようやく読み始めています。
その中に出てきた
父親と、小学校四年生の息子の会話。



「……待ちぼうけはさびしいもんだ。父さんにも経験があるよ。なんだか、もやもやするだろう?」

「もやもやするね」

「もやもやするのはいやなもんだね」

「……いやだけれどもがまんしなくてはいけないことがあるね、人生には」

「まったく、おまえの言う通りだ」



このシーンがなぜか
じわじわと心の溝に浸食してくるような感じで
残ってしまった。

なんだろう

分析しきれないし
何気ない会話なんだけれど。

細い複雑な形の溝に入り込んで取り除けなくなった、ザラザラした色付きの粉末のように。

コメント

今回も、いい本に出会えて、本当によかったですね。クローバー

私も、今は、これまで買いこんでいた本を読んで、
整理しています。芽

その中で、確かに、心に残る言葉、がありますよね。るんるん

きっと、いつか、人生の何かの局面で、話す機会が
あるのかもしれない、と思いながらも。。。湯のみ

まるみる 2013年07月16日

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