きゃはんの衝撃

今日母が衝撃的なことを言い、
けれど笑うに笑えず、
「そ、そう…ありがとう」と返事をするので必死という事件がありました。

きゃはん事件です。

きゃはんは、きゃははと笑う時の擬音語のような「きゃはんっ!」ではありません。
まあそれを母が発声したとしても、
絶句せざるを得ませんが、
それはまた別の意味での困惑です。

今回のきゃはんは
漢字で書くと「脚絆」です。

時代劇が好きな方なら、ご存知かもしれませんね。
私は和物の舞台のお衣裳で知りました。
脛のあたりに巻き付けている布のようなものと言えばイメージしやすいでしょうか。
男性の脛に当てられる濃い色の布です。

さて、何が衝撃的な事件だったかと言うと、
まずは本日添付の写真をご覧ください。

これはここ数年で流行っているブーツカバーです。
手持ちのブーツにくっつけることで、ファー付きブーツのように
手軽に変身させることが出来ます。
パンプスの上からレッグウォーマーのように被せるタイプのものもあります。

これを母は購入してみたのだそうです。
寒かったのが、結構足が暖まり、
実用的にも重宝しているようでした。
母が使っていたのはレッグウォーマータイプで
ぺたんこ靴に合わせて愛用しているようです。

しかし、2つ目のファーカバーを買ってみたら
失敗したと言って、私のところに持ってきました。
どうやら、ブーツのヒール部分にひっかけて使うタイプだったようです。
手持ちの靴に合わないので、私に使わないかと
プレゼントしてくれたのでした。

その時

「この脚絆、合わなかったから、まりちゃんにあげるよ。」
と。

一瞬、何をくれるのかと焦りました。
脚絆は使わないよ、女性だし、軍服も着る仕事じゃないけれど、
あーでもダイビングでミリタリーの器材が写った本とか
勉強している中に含まれていたから
それで勘違いを?
とか色々と頭がぐじゃっとしたところに
ひょいと差し出されたのが、この写真のファーカバーです。

あ…

笑ったら駄目だよなあ、しかもせっかくプレゼントしてくれるのに
と、今度は別の思いで頭がぐるぐるになり、
とりあえず、
「そ、そう…ありがとう」
と言うのが精いっぱいだったのでした。

この後、脚絆について調べていたら
レギンスという文字に遭遇して逆に驚きました。
レギンスって最近できたファッションアイテムのための用語だと思っていたんです。
でも脚絆やゲートルと同じようなところにルーツがあったんですね。
用語のルーツと繋がりは侮れません。

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