共に在る

桜、咲きましたね。
東京は週末に入る前に満開となり
週末のお天気は下り坂。
寒いし、雨もぱらぱら。
お花見にはちょっと残念なお天気となりましたが
おかげで、桜が散っちゃうのが、ちょっと先のばしになるのかな。

近所の桜も綺麗に咲きました。

毎年、桜が歩道にまで張り出して来る所が何カ所かあって
その下を通って、ちょっと遠くまでお買い物に行くのが楽しみ。
ウィルさんとものんびりお散歩します。

桜はとても綺麗だし
大好きな花なのですが
桜をみると、毎年、胸の奥がぎゅうっと締めあげられるように
悲しい気持ちも同時に込み上げてきていました。

父が突然亡くなったのが3月。
お葬式などのバタバタがやっと終わって
ひと段落着いたころに
ちょうど桜が綺麗に咲いていました。

父とも何度もみた、東京の桜。
その時、思い出して、

今年も桜は変わらずに咲いたのに
どうしてお父さんは居ないんだよ

って思ったんですよね。
以来、ずっと
桜に対しては複雑な気持ちだったんです。

あれから10年経ちました。


ちょうど、
偶然なのか、巡り合わせなのか
今年に入ってから
とある神社に何カ所か行ったんです。

どうしても今、行かなければいけないような気がして。
時間もあったし、じゃあ、行こうかなということで。
カップルや団体の観光客が多い中
一人でてくてくと行ってきました。

その時に

たまたま

知ったんです。

一人じゃないんだっていうこと。

私は、目先に突然付きつけられた悲しみの大きさによって
ずっと、傍にあったはずのものを、見逃してきたのかもしれないと思いました。

物理的な、一人じゃないっていうことじゃなくて
なんていうか、

生れてからずっと、

自然というか、取り巻いている空気のようなものというか、
何かしらの、上手く表現できないものと

共に在る

のだということ。

そんなような、上手く言葉にならないものを感じて

一人じゃない、常に、共に在る、んだなと

思ったんです。

その時から
ふっと、心の奥にあった悲しみが消えて

そうか、大丈夫、怖がることはないんだ、一人じゃないから。

って思ったんですよね。

私は、大きくあいてしまった、悲しみの深い穴を
どうにかして、他の何かで埋めようとしていました。
埋めて、消して、きれいに平らに均せる日がきっと来ると、
思いこんでいたんです。

必死でいろんなものをかき集めて、
埋めようとしていた。

でも埋まらなかったし、消えなかった。

埋めたり消したりするもんじゃないんだということを
今回気が付いたのかもしれません。

穴はもちろん、そのままあります。
でも、それはそれで。

その穴に捕らわれ過ぎていると、
その穴の隣にある、綺麗な小さな花を
踏みつぶしてしまうかもしれない。
穴を埋めようと、綺麗な花まで土と一緒に穴の中に入れてしまうかもしれない。

なんとなくぼんやりとですが
そういうことなんだなあなんて
思ってみたりもして。

そう思えるようになるまで
10年かかったんだなあ、とも思ったりして。

10年。
短い時間じゃないです。
10歳の小学生が
20歳の成人になる程の年月。

大丈夫、共に在る。
地球とも、自然とも、言葉にしてしまうとどれも違うような気がする
漠然とした何かだけれど
あの日、突然受け止めた
共に在る、っていう気持ちは
私にたくさんの力と勇気をもたらしてくれました。

いろんなものに
包まれて、生かされているんだな。

感謝の気持ちを忘れずに。

前に進んで行こう。

コメント

お父様を亡くされてから立ち直るのに10年かかったんですね。
お父様は若くして亡くなられたんでしょうか。大変だったことと思います。

でもその分麻里さんはお父様代わりにいろんな人に支えられているのではないでしょうか。

みんなが力を合わせてお父様の分を補うようにして麻里さんを応援していると思います。

あまり良いことじゃないかもしれませんが、昔から、芸能界で大成する人は片 親が多いといいます。(最近話題の二世タレントは別ですが)

麻里さんも頑張って。

地球にあるエネルギーを感じて
感謝する心は大切です。
これからもその気持ちを忘れないでください。

神社にいかれて気がつかれたとのこと。
遠い場所だとなかなか難しいかもしれませんが、毎月行くことが出来たら良いかと思いますよ。
きっと良いエネルギーに触れられるかと思います。

りゃん 2013年03月26日

こんにちわ~!

前にまりさんの日記に書きましたがカド(≡・x・≡)の

父親も2月の末だったので、バタバタしていろいろな

手続きを終わったのが、桜の咲く季節でしたよ。


カド(≡・x・≡)

カド 2013年03月25日

母なる大地に感謝して、地球に抱かれて生かされているという感覚ですね。

そういうのを感じられたというのは素敵なことです。

そして今生かされていることに感謝しながら
いろんなことと繋がって生きているということを感じるのは大切なことだと思います。

人との繋がり、自然との繋がり。
麻里ちゃんが感じたように、一人じゃないんですよね。

ミーシャ 2013年03月25日

まりさん!こんにちは
今のまりさんにはこのサイトの読者をはじめ多くのファンの人達に支えられていますよexclamation×2
自分では気づかないかもしれませんけどね~
桜の花は例え散ってしまっても、来年のために生きていくんです。命あるもの同士。
共に生きる…
喜びを感じられること…
前向きに行きましょうexclamation×2

windy 2013年03月25日

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