贅沢の示すもの

今月号の雑誌『VOGUE japan』のコラムの中で
ジャン・マスターズ(Jan Masters)さんの記事
「本当の贅沢とは?」( "What Is Luxury?” )
を読んで
最近考えてきたことが
ぐるぐると頭の中を巡りました。

ジャンの中では、幼い頃の「贅沢」は
イコール、「新品」のことだったのだそうです。

それが年齢とともに変わってきた話が書かれていました。

旅行に行くという贅沢を味わうために
懸命に働き、出発前はバタバタ。
「というわけで今の私にとっては、時間がもうひとつの贅沢。スケジュール帳に空白を見つけると、得をしたように感じてしまう。これは皮肉な話。」

と言うジャン。

そして
「贅沢とは比較の問題」であり、
「贅沢には意外性という要素が含まれることが多」いということ。


ジャンのコラムを最後まで読んで私の心には

自分の中の特別感

と言う言葉が浮かびました。


あるものが、贅沢かどうかは
個人の価値観によるところが大きく、

ある人にとって贅沢なものも、
別の人にとっては贅沢なものではないかもしれないのです。

一応、市場価値とか、なんとなくの感覚のような
この世界を取り巻く暗黙の了解的な、
あるようで無いような平均値みたいなものも
一応、一応は、ふわふわと漂っていて、

アンケートをとったら8割くらいの人が
これは贅沢だよね
と答えるだろうものも、存在しているとは思うのですが。


個人の中で
何に重点を置いて
贅沢を感じるのか

それはその人が歩んできた道から
じわじわと醸し出される、隠し味のようなもの。


ジャンのコラムにあった「意外性」と言う言葉は
現在進行中のかずさアークBeauty Projectを通して考えてきたことに
繋がるところもあって
ぽとりと芯のある球として胸の中に落ちてきました。


ありきたりではない所に贅沢が存在している。
その、ありきたりなのかどうかは、周囲の環境に左右されるところが大きい。


時代によって
地域によって
変わって来ること。


今の贅沢が10年後も同じように贅沢かどうかは分からないし、
逆に、今普通に存在しているものが10年後に贅沢なものになっているかもしれません。

今の自分にとって
何が贅沢なことなのかを考えてみるというのは

今という時代を自分がどう捉えているのか、
今の自分はどんな風に生きているのか、
自分が歩んできた道からはどんな価値観が積み上げられてきたのか、

そんなことを考える
いいきっかけなのかもしれません。


私自身にとっての贅沢とは、と改めて考えてみると
たくさんあることに気が付きました。

休みを作ることも贅沢。
好きなことを好きなだけ勉強出来る環境も贅沢。
仕事だけに集中できる時間も贅沢。

今の私の中では
「贅沢」イコール「充実」
と繋がるのかもしれません。

これもまた
時が経てば
変わって行くかもしれませんが、
それはそれで
時代ごとに変化も楽しみたいと、今の私は思っています。

コメント

ものすごく贅沢なことをいいますが、飛行機のビジネスクラスに乗ってみたいです
「スターアライアンス」というのを利用すると、カナダスイスへいっぺんに行けるみたいです
しかも、100万円しないみたいですよ

くり

南栗橋博士 2013年03月21日

贅沢、って、確かに、いろんな解釈があるよね。クローバー

多分、まりさんと二人でお茶を飲む機会があれば、
それが最高の贅沢かも。。。(笑)

まるみる 2013年03月19日

VOGUEが似合いますね
知的でエレガントです

みー 2013年03月19日

贅沢は有料特急に乗る時かなあ。
普段はローカルに乗るけどたまに疲れた時とか荷物が多い時に指定席の有料特急を使います。早く移動できるし座れて快適だし旅行じゃないのに駅弁を買って車内で食べたりしてプチ贅沢気分です。

ジン 2013年03月19日

まりさんへ


こんばんはm(_ _)m


贅沢とは


普段出来ない事や


日常から離れて


何処かへ行ったり


食べたりかなと


自分はそう思いますほっとした顔

隼人 2013年03月19日

本当の贅沢とは…

難しい題材ですね
私にとっての贅沢は
『生きる』事に必要では無くても、人として『より良く生きる』為に必要な事に時間や労力、或いは金銭を掛ける事ですね

又、今やりたい事を躊躇無く実行することは最高の贅沢ですね
幾つに成っても
学びを忘れないと云う姿勢も人によっては、贅沢と映るかもしれないですねウィンク

炎の人 2013年03月19日

僕が感じる贅沢は新幹線のグリーン車 世界一周旅行 ミュージシャンのボックスCD 海鮮丼です。

カカオネコ 2013年03月19日

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