あの日…

東日本大震災から2年。

2年前の今、私は福島に居ました。
大学のクラスの卒業旅行で、いわき湯本温泉に。
旅行2日目アクアマリン福島に行った帰り、駅に向かうバスの中で地震にあいました。
今でもはっきり憶えています。

駅に着きもちろん電車は動いておらず、途方に暮れていると雪が降ってきて…
地図で避難所に指定されている小学校に向かいました。
10人以上居る私たちを快く受け入れて下さり、そこで丸1日お世話になりました。

本当に忘れられないのが、その小学校の子供たちがストーブの近くにどうぞと言ってくれたり、
体育館に入ってからも毛布や乾パンを
配るお手伝いをしていたり。
子供たちも地震で怖い思いをしたのに、こんな気遣いが出来るなんて。
地域の方も家の片付けの合間にお菓子やおにぎりを持ってきてくださったり。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

12日の夕方帰る方法を模索していたとき、
タクシー会社の方に相談すると、すぐに用意するから乗っていけと言ってくださり、
そこから茨城で違うタクシーに乗り換え、7時間くらいかけて千葉まで行きました。

途中はずっと真っ暗で道路もガタガタ、津波が来たであろう道路も通りました。
でも千葉まで来ると電気はついてるし電車は動いてる。
福島や茨城に比べるとほとんど日常のよう。
そのときはホッとしたけど、現在の被災地の様子をテレビで見ると、そのとき感じたギャップは今でも続いているように思います。

避難所でお世話になった方々、タクシー会社の方々には感謝してもしきれません。

まだまだ復興まで時間がかかると思います。
時間がかかるからこそ、震災のことを忘れずに何ができるのか考えたいです。

長くなりましたが、この気持ちを忘れたくないと思い書きました。

被災された方が一刻も早く
明るく穏やかな気持ちで過ごせますように。