クリスマスの文化『スキッピング・クリスマス』

クリスマスと言えば、どんな過ごし方を思い浮かべますか?
飾り付けにプレゼント、レストランにはクリスマス限定ディナーがあったり、
美味しいケーキがあったり、
楽しいことが盛りだくさんですね。

欧米諸国のキリスト教徒の家庭では、やはり家族揃ってクリスマスをお祝いするというのが一般的のようです。日本のお正月のような感覚でしょうか。

日本人にとって、お正月は楽しいし、みんなの笑顔が久々に見られるしと、
普段会えない人たちにとって楽しみにしている時でもありますよね。
でも、やはりそうなると、色々とお客様をお迎えする準備が大変。
お母さんたちは、数日前から掃除や料理の準備とてんやわんやです。
我が家は何度か私が受験のタイミングでお正月に祖父母の家に行かないという年がありましたが、その時は、とても寂しい感じがしました。けれど同時に、こんなに体力的に楽なのかと思う部分もありました。

今日はそんな話を読んだのです、

『スキッピング・クリスマス』(小学館)
ジョン・グリシャムさんが書かれた本で、白石朗さんの翻訳で読みました。

ある夫婦が、クリスマス直前に娘がボランティアでペルーに行ってしまったこともあり、今年はクリスマスに関することを一切さぼろうと決めたんです。
クリスマスにかかる費用を節約してクルーズ旅行に出た方が半額くらいの出費で済むし、自分たちも楽しめるというのです。
毎年派手にクリスマスを祝っていた夫婦が、突然のクリスマスをすっ飛ばす行動に出たので、近所は大騒ぎ。
クリスマスの寄付を言われても、ツリーを買ってくれと言われても、
断固断るので、周囲もだんだんと気分を害していきます。
どうなっちゃうの?とハラハラしていると、とんでもない事件が。
もう四面楚歌なのに、と心配しますが、
そこはクリスマス。最後はみんなの温かい愛に包まれる物語なんです。

映画などで、交通違反をしたドライバーに、警官が「今日はクリスマスです」と言って見逃すシーンなどがありますね。
クリスマスっていうのは、特別な日なんだとつくづく感じます。
許し合う愛に包まれる日、それがクリスマス。

大切な家族が喜ぶ顔を想像しながら、クリスマスプレゼントを選んだり、
ケーキを作ったり。

愛を伝える日とも言えるかもしれませんね。






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