饅頭に目覚める

小さい頃、お饅頭ってそんなに好きじゃなかったんです。
そもそも、餡子が苦手で、粒餡はだめでしたね。
いまでも漉し餡の方が好きです。

和菓子が徐々に好きになってきたキッカケは、高校生の頃。
茶道部に入って、お茶とともに、色とりどりの可愛い和菓子を食べているうちに、
和菓子の魅力に目覚めたのでした。

さらにこの仕事をして、甘いお菓子にも気を付けるようになり、
和菓子は甘いものが食べたい時に、小豆を使いつつ、甘さ控えめのものを選べば
体型維持を頑張る人の味方になってくれることもあると気が付き、
時々、お茶のおともに和菓子を上手にいただいています。

大人になってから餡子が使われたお菓子を食べるようになったので、
まだまだそんなに詳しくないのですが、
今日ふと疑問に思ったのは
お饅頭の種類です。

○○饅頭っていう種類。
今日の思い浮かんだ謎は

酒饅頭ってお酒を使っているの?
温泉饅頭ってなんだろう?

この2つです。
調べて見たら酒饅頭はやっぱりお酒と無縁のものではないんですね。
甘酒のしぼり汁を使ったりするんだなと判明しましたが、
お店によって色々のようですね。

今日、実は酒饅頭の小さいものを買ってみたんです。
なんとなく大人の香りがするような気がするなと思って食べていたのですが、
「甘酒のしぼり汁」という文字を見てしまうと
急にお酒が入っていたなあと、半分思い込みのようなフワフワ感を感じて見たりします。
さっきまで、そんな気はしていなかったくせにね。

温泉饅頭はどうでしょう。調べて見たら
こちらもやはり温泉水を生地に練りこんだり、
温泉の蒸気で蒸しあげたりすることから
温泉饅頭という名前のようです。

これなら温泉地で売られているお饅頭が温泉饅頭だというのも納得です。

色々なお饅頭がありますが、
私は薄い皮で、中身が漉し餡のものが好きですね。
とはいえ、甘いものを大量に食べられるタイプではないので、
いくら好きになったからと言って、
和菓子食べ放題に行ける程ではありません。

美味しい1杯のお茶と1つのお饅頭を
のんびりと楽しむのが
一番満足する食べ方ですね。

たくさん食べると
胃がもたれて美味しく感じられないですから。

スイーツは、洋菓子も和菓子も、
味を舌で楽しむのはもちろんですが、
優雅な甘い時を楽しむためのものだと思っています。

大量に口に入れていくのではなく、
食べている時間をゆったりと演出してくれる小さなパートナーが
私にとってのスイーツだという気がします。

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