自分の中の基準

大学に行って強く思ったのは

いろんな価値観があり、

いろんな基準があり、

それぞれには、それぞれの理由があるということ。

だから自分の中にある基準だけで考えていると
大変な勘違いをしたまま進んでいることも
実はたくさんあるんだよ、ということ。

テーマは全く違うのですがそんなことを思い出した
最近読んだ本が
『レインツリーの国』(新潮社)
有川浩さんの小説でした。

1冊の本がきっかけで出会った「伸」と「ひとみ」

ふたりは
すれ違ってしまう気持ちが大きくなりながらも

次第に、それぞれ
自分の中にある価値観、基準だけで
相手を、世の中を見ていたことに気がついて行きます。

見方を変えれば
起こったことが、がらりと違った内容に思えてくること。

ただ見方を変えただけで。

物の見方というのは
不思議だし、
だから怖いし、
でも面白い。

いろんな視点を持とうとすることは大切だけれど
いろんな視点を持つことって
そんなに簡単なことじゃないですよね。

「いろんな視点を持ちたい」と思っている自分の中の視点は
「ある特定の視点」であることに変わりはないわけですから。

自分が賛同できるかは別の問題として、
そう言う考え方もあるんだなあ
と理解できる範囲が、広い人でありたいなと思います。

いろんな考え方があって
捉え方があって、

その上で

やっぱり私はこうだな

っていうのが最終的に言えたらいいかな。

自分が思うこと、感じることに対して素直でありたいと同時に

他に何があるんだろうっていうことも知りたい。

もしかしたらそこから
新しい、面白い、何かが生れてくるかもしれない。

今は発芽しなくても
後から、引き出しの奥にしまっておいたら
いい具合に熟成されて、
いいタイミングで芽がにょきにょき出てあっという間に花が咲くかもしれない。

こういう
社会に出てからも大切になってくることを
大学の時の大好きな指導教官の先生が教えてくださっていたんだ
なんてことは、その当時は全く気がつかなかったんだよなあ。

と、思う、大学時代から時隔てた2012年秋なのでした。

コメント

人の喜ぶ姿をみて、

自分が喜べる(^^)v

そんなことを、

考えてます。


グラとしブログより

グラとし 2012年10月25日

なるほどウッシッシ


自分も早くから社会に出ましたが


学業について


諦めつつ


働いている事に有意義を感じたこの頃ですウッシッシ


勉強については自分は後悔していません

社会に出てからは多少勉強してますが

隼人 2012年10月25日

今でも、大学の時に、沢山の先生がいたのだから、
もっと出会いや、縁を大切にしておけばよかったなー、
と思う時が多々あります。クローバー

また、友達や知り合いを作るのは簡単だけど、ずっと
いい関係を維持していくのは、本当に難しいですね。芽

今まで沢山の友達がいましたが、考え方、また、
生き方が合わなくなり、何人もの人が傍から去って
いきました。もみじ

そして、親友と思っていた人があっさり去った時や、
私の将来を楽しみにしてくれていた先輩、友人が
亡くなったりした時は、大変、悲嘆にくれたことも
ありました。。。桜

そう言いつつも、その失敗を教訓に、今、仲良く
してくれている方々を、これからも大切にして
いきたい、と思っている、まるみるでした。決定

まるみる 2012年10月24日

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