『海馬亭通信2』(ポプラ社)
村山早紀さんの小説です。
村山さんが書いている小説のシリーズには
風早という街が出てきます。
風早の街で起こる
心がほっこりするような物語。
この本は
タイトルにもあるように
2巻なのです。
母に
あれ?1巻は?
と言うと
ないよ、2巻から読んだんだよ
と…。
あ、そうですの?…
妙に細かいことがずっと気になったりもするのに
こういうことは大らかだったりする面白いうちの母。
ということで私も
まあ、母が面白かったというのだから
2巻からでもいいか
と思い読みましたのです。
うん、2巻からでも問題ありませんでした。
やまんばの娘、由布が
人里で暮らす物語。
人間よりも長く若いまま生きているやまんばは
ずっと人間の世の移り変わりを見続けてきました。
大昔のことも由布にとっては
ちょっと前のことのよう。
やまんば、というと
怖いイメージもありますが、
由布はとっても気持ちの優しい女の子として描かれています。
これまでに
村山さんの風早の街が出てくるシリーズでは
『コンビニたそがれ堂』のシリーズや
『カフェかもめ亭』
なども読んできました。
『コンビニたそがれ堂』シリーズは
小学校高学年の子で本が好きなこなら
楽しめるかなあという感じなのですが、
ぽろっと涙が出るような作品もあって、
優しい気持ちになります。
まり様
たぶんお母様は最後の巻まで読み終わってから
1巻を最後に読むのだと思います。。。w
最後から読んでいって後で頭の中で組み立てる読み方もあります。
でもまり様も2巻から読むところが
母親ゆずり??ですかね・・・