あいだはどこだ MMM1000 Vol.10

夕方、道を歩いていて偶然知っている方に会いました。

こんばんは

一瞬の間があって、相手からも
こんばんはと挨拶が返ってきました。

すれ違う二人。

一瞬の間には訳がありました。
時間帯です。

この時は夕方。
空は夕焼けの綺麗な色に染まり
もう数分で日が沈むという
夜と昼の間の時間でした。

思わず私は
こんばんはと言いましたが
言った後に自分でも妙な気分になったのです。

こんにちは
じゃなかっただろうか。

すれ違った方もおそらく違和感を感じていたはずです。
それでも、こんばんはと返して下さいました。
優しい方です。

こんにちは、こんばんは
この切り替わる境目はどこにあるのでしょう。

間違いなく、こんばんはであろう時は
周囲が真っ暗になった頃ですね。

ということは
夕焼け空の間はお昼の挨拶である
こんにちはの時間なのでしょうか。

ここまで考えてみると
確かに真っ暗になる前までは、こんにちはが適当なのかもしれないと
感じるようになってきました。

季節によって時間は変動しますが、太陽の光があるかないかで
夜の挨拶へ移行する時間が、なんとなく決まるような気がします。

でも極めて曖昧。
日没の時間にはなっていないけれど
高層ビルのせいで夕焼けが見えなくなってきたけど
まだなんとなく空は明るいような暗いような頃なんてどうすればいいんですか。
出来ればこの微妙な時間に挨拶をする人には出会いたくないくらい
もやもやした区切り目です。

この時間帯に人に会ってしまう度に
どっちだ、どっちなんだ
どっちの挨拶を繰り出せばいいのだ
と頭の中がぐるぐるもじゃもじゃになるわけです。

夕焼けの頃は誰にも会いませんようにと願うばかりです。

では、おはようございますと、こんにちはの境目はどこでしょう。
ここでは撮影現場などでのおはようございますの使い方を省きます。

おはようございます
こんにちは
こちらは季節に関係なく時間なのではと考えたのですが、
どうなのでしょう。

たとえばお昼の12時という時間の言い方があります。
これはあくまで夜中の12時と見分けるためであると受け取れなくもありませんが、
朝の12時とは言わないわけです。

つまりお昼の12時はやっぱりお昼。
12時には、おはようからこんにちはへ切り替わっているということですね。

こういうことをグルグルと考えている間に
あたりはすっかり真っ暗になりました。
もう安心して「こんばんは」が使えます。ほっとしたわ。

コメント

この、さかいめ問題については、かれこれ40年近く悩んでいますが…

まだ、答えは出ませんf^_^;

2010年12月04日

これかぁ


なみへいオヤジ 2010年12月04日

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