翻訳もののSF小説を読みました。
『夏への扉』(早川書房)
ロバート・A・ハインライン(Robert A. Heinlein)さんが
なんと原著は1957年に書いたというもの。
原題は
“The door into summer.”
日本語訳は福島正実さんがなさっています。
主人公のダンと
その愛猫ピート。
人生に絶望したダンが
冷凍睡眠、コールドスリープをすることを決意するところから
物語が動き始めます。
みごとコールドスリープに成功して
30年先の未来で目覚めたダン。
けれど自分が眠っている間に、
大変なことが起きていることを目覚めてから知ることになります。
ダンはどうしたのか。
なんと、タイムマシンを発明した学者のところへ行き、
解決策を見付けてしまうのです。
スリリングな展開。
ダンはどうやって
自分の取りあげられた何かを
奪い返したのか。
時間旅行をする小説やドラマ、映画をみていると
いつも感じるのは、
過去や未来に行ったときにそこにいるはずの
自分自身と遭遇する可能性について。
そして
何かをすることによって変えられた過去や未来は
どこから変わってしまうのか。
何かを操作することで
もう1つの未来が
別の時間軸で出来てしまったのか、
それとも修正テープで塗り替えられたように
上書きされてしまったのか。
どきどきする冒険小説を読みたい時に
ぴったりの作品でした。
コールドスリープ ですか。
何か気になりますね。
昔、見ました。
「死亡した直後に、一旦人体を冷凍しておいて、
将来の技術進歩を待って、解凍して生き返る」
という試みについて、取り上げた番組を。
番組名、放送日時までは忘れてしまいましたが。
※実際、私が見た番組とは違いますが、他にも、似た内容を取り上げられた番組がありました。
NTV ザ!世界仰天ニュース より
http://www.ntv.co.jp/gyoten/oa/070822/02.html