遠くまで見渡せていた景色が、
春になると、
ぼんやりすることがありますよね
「霞(かすみ)」
と呼ばれる現象です
春になると、
地表面からの蒸発や
植物からの蒸散が
活発になるため、
大気中の水分が増えます
それが、
気温の低下などにより、
細かい水滴となって、
大気中を舞うんですね
また、
煙や黄砂、花粉なども原因です
さて、この「霞」、
春の季語として、
俳句に多く詠まれているのですが…
実は、
気象観測においては、
定義されていません
気象庁では、
微小な浮遊水滴により
視程が1km未満の状態は、
「霧」
微小な浮遊水滴や湿った微粒子により
視程が1km以上10km未満
となっている状態は、
「もや」
乾いた微粒子により
視程が10km未満
となっている状態は、
「煙霧」
というように、
細かく分けられています
幻想的な光景を生み出す一方で、
視界不良などの原因にもなるので、
注意も必要ですね
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