やっぱり
立体感のある絵
そしてその原点を作ったと言われているのが
眼鏡絵。
眼鏡絵には二種類あって、
鏡に写してレンズで覗く、反射式眼鏡絵
と
直接レンズで覗く、直接式眼鏡絵
があるのだそうです。
今回の特別展では両方をみることができますが、
絵そのものが展示されていて、レンズで見られるわけではありません。
それでも
線遠近法で遠くに行くに従って道幅などが狭くなるように描かれているので、
立体感を感じることができます。
そして
とにかく細かい!
線が細く、詳細に丁寧に描かれているんです。
レンズはなくても
虫眼鏡を…ってくらい細かい部分もあって
緻密さに驚きました。
これが、応挙が想定したカラクリでみたらどうなるんだろう、と想像を膨らませながら見ていました。
特に反射式眼鏡絵は、鏡にうつすので左右が逆になるように描かれているんですよね。
左右ってかなりイメージに影響があると思うので、
逆転したらどうなるんだろうと、気になりました。
そんな私でしたので、
今回、図録を買わずに買った本というのは
そのレンズの装置が写真で紹介されたページがあった雑誌。
『日本の美をめぐる』(小学館)
という週刊誌のバックナンバーでした。
応挙とその周辺の人達が特集されています。
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