という事実に
一番驚いたのは
きっと、母だと思います。
高校までは
ほとんど料理はせず。
というか、なるべく包丁などには触らず。
なぜならば
大学をピアノで受験する
という目標があり
毎日何時間もの練習が必要だったからです。
怪我などで1日でも練習を休んでしまえば
人間の身体というのは取り戻すのが大変。
これが受験に関わって来るともなると、もう更に大変で…。
受験までの間に
いろいろなコンクールも受けたり、
他の先生の講習会を受講したり、
遠くの先生のところへレッスンに行ったり
とにかく音楽科を受験するために
それに漬けこまれた24時間でも時間が足りないくらいの生活でした。
これは、私だけの話ではなく
大学を音楽科で受験しようと思う人ならば皆さんが経験することかと思います。
よほどの天才か、高校からストレートで大学に進学できると言う場合なら別かもしれませんが、かなりの特例ですよね。
そんなわけで
私が料理をするようになったのは
大学に入学して独り暮らしをするようになってから。
とはいえ、音楽科に進学したので
はやり毎日毎日練習練習の日々。
手を怪我したら、今度は留年の危機が…。
(料理じゃなくて、練習で手の筋が剥離して怪我しちゃいましたけれど…ほほほ)
ということで、
なんとか料理をするようになったものの、
毎日料理をするわけではなく、
試験など重要な演奏日が控えていない時期限定の料理生活でした。
(となると、あまり年間では時期がかなり限られており、ほとんど時期がないんですけれど…)
それでも
なんとか料理するようになったのは
1つには経済的な理由がありました。
やっぱり作った方が安い!
節約しなくちゃ、と思って
せめてご飯だけは炊こうとか、
包丁をなるべく使わずに、指先もやけどしないように気を付けて電子レンジ技とか、
いろいろ試行錯誤しながら
トンデモ料理をしていたわけです。
2つ目には
とにかく、食べたいものが食べたいのだ!ということ。
外食ばかりだと、これが食べたいのに~というものが
なかなか無かったりするんですよね。
例えば、ひじきの煮物が食べたいよ~とか。
きりたんぽ鍋がいいな~とか。
高いお金を出せばなんとかなるかもしれませんが、
やはり学生。基本的に経済状況は苦しいのです。
毎度毎度、驚くほど高価な教科書、論文、楽譜を買わなければならず
アルバイトをしてもすぐに勉強に必要なものに消えて行くお金たち…。
深夜まで練習し、勉強し、
近所のコンビニの店長さんに「もっと遊べばいいのに」と心配され、
本人は必死なのでそれどころではなく
(よりによって猛烈に勉強が忙しい学部でした…学内でも3本の指に入るほどの忙しさで…1日24時間じゃ絶対に足りないと毎日泣きながら思っていました…)
当然、栄養バランスがどうのとか
より美味しいものを作れるようにとか
そんなことを考えている余裕はないのですけれど
せめて食べたいものが食べたいのじゃ…
という願いを
かすかに叶えておりました、そんな程度の料理でしたが
なんとかやっておりましたのです。
あの大学に入学した日から
すでに…
えーっと、
ほほほ~
何年経ったかしらねぇ…
いや~
料理、するようになりましたよ、私も。
最初は経済的になるどころか
余計コストがかかっちゃったり
失敗したり、いろいろありましたけれどね。
今じゃ冷蔵庫の中にあるものだけで
なんとかしちゃえ~的な料理で
乗り越えておりますよ。
人は、変われるんですね~
しみじみ。
変われる、と言えば、
今の私は全くピアノを弾いておりません。
真逆な生活。
弾きたい気持ちになったら、素直に弾こうと思います。
今はちょっと長い休息の時、かな。
結構長いけどね…。
そんなわけで
今日は私の料理歴の話をちらりと書いてみました。
素敵な料理、とは行きませんが、
美味しく食べて健康美人になれるような料理、
もっともっと勉強して
料理が楽しく、そして上手になれるように、頑張りたいな。
最後は我が家で成長中の
塩麹ちゃん。
なんと、ついに
はっきりと
どろり
としてきました。
匂いも強くなってきたみたい。
楽しみだわ~
ふむふむ、昔は、そんなことがあったんじゃな、
まり殿には。。。
と、昔話には、日本昔話バージョンで。(笑)
これからも、おいしいと、健康を目指して、
更なる工夫を。
また、野菜のお話も、楽しみにしています。