『うさぎパン』

高校時代と大学時代をほんのり思い出す、あったかいストーリー

『うさぎパン』(メディアファクトリー)

を読み終えました。

瀧羽麻子さんが書かれ、第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞された作品です。

この物語のヒロインは優子。高校生。
その家族。
家庭教師の美和ちゃん。
優子の友達の早紀や、好きな男の子の富田くん。

ほんわかした日常に、
家族の思い出が入り混じって、
優しい気持ちになれる作品です。

自分が小さかった頃の話とか、聞きたくなりました。きっと、もう自分では覚えていないようなこと、たくさんあるんだろうなあって。

そういう、忘れちゃった日常に、大切なものが置き去りになっているかもしれない。うさぎパンみたいに。
読み終えて、ふと、そう思いました。

キャラクターとしては
優子の家庭教師、美和ちゃんが、なんだか自分と重なる部分もあって、珍しく主人公以外に熱を入れて読んじゃいましたね。

私も大学の頃、家庭教師のアルバイトをしていて、
教えたのは小学生、中学生、高校生の女の子たち。

生徒だから、先生だからっていう妙な壁はなくて、
勉強したり、一緒にお茶しながら学校であった話をしたり。
兄弟姉妹がいない私にとっては妹がたくさんできたみたいで楽しかったなあって思い出しました。全員志望する進路に合格してくれたし、その時は自分が試験を受けたみたいにドキドキして、合格したと聞いた時は嬉しくて。

みんなどうしてるかなあ。

コメント

こんばんは(*^_^*)
読書の秋ですね♪
うさぎパン。機会があれば読んでみたいです。
最近は本離れしているので、ゆっくりお茶を飲みながら、読書したいです。

ブルベリー 2010年11月14日

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